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J.S.K.S.増刊号

今日までそして明日から (3年 松本宗良)

投稿日時:2022/10/18(火) 02:29




こんにちは。3年の松本宗良です。私と同じく慶應志木高校出身の中村くんから指名をもらいました。ありがとう。彼は高校から、そして大学でも皆から愛されるイジられキャラです。しかし、試合になるとチームトップクラスに体を張り続けてくれる頼れる男でもあります。きっと次の試合でも存分に力を発揮してくれることでしょう!一緒に頑張ろうね。



       体を張ってタックルする中村くん


上記のタイトルは吉田拓郎さんの「今日までそして明日から」という曲から引用してきました。癒やされたいときに聴くことが度々あり、人生では色々な出会い、経験、支えがあって今の自分が形成されているのだな、明日からも自分らしく生きていこうと思える曲です。私の地元春日部市の誇りであるクレヨンしんちゃんの映画、「クレヨンしんちゃん~嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲~」のエンディングにも使われていました。よかったらぜひ聴いてみて下さい。



話は変わって、10月16日(日)に山梨学院Green Eaglesとの公式戦がありました。きっと試合前の会場にいる全員が、山梨学院がJSKSを圧倒するだろうと思っていたでしょう。それもそのはず、私たちは昨年、山梨学院相手に17-65と大敗を喫したからです。しかし、それは過去のこと。試合前の皆の表情を見ると、誰一人として負けるつもりで試合に臨む者はいませんでした。なぜなら、全員が今年のJSKSを信じ、近年で最も強いと確信しているからです。

理由は2つあります。

1つ目は、主将の山本大貴さんを中心に行なわれた大きな戦術改革です。昨年までのJSKSは、どちらかといえば個人の力で突破していき、最後はFWの選手でゴリゴリに押していくチームだった気がします。しかし今年は、全員がアタックのオプションになり、相手に的を絞らせない攻撃的なチームに変化しました。すなわち、個人ではなくチームで戦略的に勝ちにいくチームです。しかし、これを目指すためには、昨年よりも上のパススキル、スタミナ、そして今までなかったサインプレーを覚える必要がありました。正直、最初は慣れず、戸惑った人も多いことでしょう。それでも今日まで継続してきたことで戦略がチームに浸透し、より強いチームに成長しました。


2つ目は、夏合宿によるチームの強化です。コロナの影響により3年ぶりに菅平で開催することができ、私にとって大学で初の合宿でした。今まで以上に徹底して走り込み、その上で試合を重ねることで精神的、肉体的にも強化されました。また、幹部陣としおりを通して毎日やりとりが行なわれました。幹部の方々は毎日部員1人1人にコメントをびっしり書いて下さったので、寝るのが夜中の2時を過ぎることもざらにあったらしい・・・・・・。すごい。正直言って、ここまでチームのことを考えてくれている幹部の方々は初めてです。これによって、よりチームの一体感、信頼感は間違いなく高まりました。

       夏合宿で使用したしおり



今年はいける。誰もがそう思って臨みました。



            試合前の円陣


試合が開始すると、瞬く間にJSKSが試合の主導権を握り、10-5でリードして前半を折り返しました。

試合を見る明治の選手が言う。「JSがんばれ!!!!!」

何かが起きる。そんな独特な雰囲気が会場を包み、それはプレーをしながらでも感じとれました。

しかし、勝負の世界は厳しいものですね。準体育会の私たちと異なり本大会で唯一体育会として参加する山梨学院は、後半から意地を見せてきました。

結果は13-24で惜敗。途中、1プレーで逆転という場面まで追い詰めましたが、相手はそれを許してくれませんでした。

何か大きなミスをしたわけではない。ただ、ほんの少しの綻びを相手が見逃さなかったのです。

勝てた試合だけに悔しかった。


       


しかし、大会はまだ続きます。私たちの1番のターゲットである早稲田GW戦は再来週に控えており、それにはまず、来週のくるみ戦を撃破して良い状態で臨むことが求められます。


少し話がそれるようですが、私は3年生なので絶賛就活中でございます。就活では最初の段階で、自分が将来何をやりたいかを決めるために、まず自分の人生を振り返らなくてはいけないのですね。そのため、最近JSKSのことを振り返ることがありました。ラストワンプレーで逆転勝利した昨年の法政大学戦、今年の夏合宿の最後に行なわれたOKラン(OKが出るまで永遠に走り続ける)等、たくさんのことがありました。しかし、1番鮮明に思い出せたのは、みんなと過ごした何気ない日の練習でした。そんなことを思い出していると胸が温かくなって、「JSに入って良かったな~」と改めて思いました。

そんな今のJSKSは間違いなく最高であると私は確信しています。それを示すためには、やっぱり来週のくるみ戦では勝利したい。そのため・・・




今日まで取り組んできたことが正しかったと思えるよう、そして明日から再度試合に向けて頑張っていきましょう!!!!!

次回は、山梨学院戦でのファーストスクラムでチームに勢いをもたらしてくれた4年生の伊藤文一さんにお願いしたいと思います。文一さんよろしくお願いします!!

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記事タイトル:今日までそして明日から (3年 松本宗良)

(ブログタイトル:JSKSラグビーフットボールクラブ)

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