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J.S.K.S.増刊号

クラブ選手権に向けて(4年 平田)

投稿日時:2023/09/12(火) 22:59

 

こんばんは。4年FLの平田です。

一週間後にクラブ選手権の初戦を控えて気持ちも高まって参りました。

今回は、「自分について」、「JSについて」、「意気込み」を綴らせていただきます。

拙く・非常に長い文章ではありますが、最後までお付き合いください。

 

まず「自分について」

 僕は、大学からラグビーを始めた、いわゆる「ラグビー未経験者」です。そもそも、高校スポーツであるラグビーを大学から始める「変わり者」は殆どいなく、JSでも数えるほどです。そんな僕がラグビーに興味を持ったきっかけは、「ラグビーワールドカップ2019」でした。当時、高校3年生の僕は、TVに釘付けになりました。「自己犠牲の精神」の下、仲間の為に身体を張り、全員が明確な役割を持って遂行するこのスポーツに魅了され、“大学ではラグビーをやろう”と、その時心に決めました。

 大学からラグビーを始める「変わり者」を温かく受け入れてくれたのがJSでした。しかしJSは、有名高校出身者や花園経験者も存在する名門であり、慶應の準体育会で最も「強い」チームです。入部当初は、「周りについていけるのか」という不安と「初めて経験するコンタクトスポーツ」に対する恐怖に押しつぶされそうでした。案の定、もちろん試合に出ることはなく、爪痕も残せないまま2年間が過ぎていました。3年生になり、試合に出られない事が悔しく、いつまでも「初心者扱い」される自分に対して嫌気が差し、なんとかしなければという強い感情が湧いてきました。次第に、こう思うようなりました。「JSに貢献して、周りに認められたい」「未経験者でも活躍出来ることを証明し、"れん”のような同じ未経験者の後輩のロールモデルになりたい」。(だから合宿で、れんが自分の名前を上げてくれて、めちゃめちゃ嬉しかった)

 その頃から、特に足が速くもなく、身体が大きくもない未経験者の自分が、チームに貢献する為には「タックル」しかないと思っていました。「タックル」は、誰もが持つことが出来る「強い武器」だと思ってます。身体が小さくても、低く刺されば、大きな相手を止めることが出来るのです。同期・先輩・後輩に力を借りながら「武器」を育てる事で、少しずつ試合に出る機会も増えてきました。試合後、自分のプレーを褒められる様になり、未経験者でもチームに貢献できることを示し、認められた気がしました。そして現在に到ります。もちろん来週からのクラブ選手権も、最大限、自分の武器を発揮し、JSに貢献することを宣言します。

 

次に「JSについて」

 これまでのJSは個が強い組織でした。重量級がそろう圧倒的なFWや、天才肌のBKがチームを形作っていました。しかし今のJSは"個"ではなく、"チーム"として強い組織だと思います。今シーズン、かぐらが声を大にして言っていた「速いセットをしてDFから流れを変える」「自己主張」は着実にチーム全体に浸透しています。他人任せにするのではなく、全員が当事者意識をもってチームに発信する事、貢献する事が出きてきました。8月・菅平合宿を経て、春シーズンにはなかった力が確実に付いてきたと思います。

 僕はそんなJSに恩返しがしたいです。未経験者である自分に、嫌な顔一つせずに力を貸してくれた部員に恩返しがしたいです。クラブ選手権では、現在のチームのいい流れを更に加速させていきたいです。

 

最後に「意気込み」

 ラグビーは、関わる全員が「自分が主役」と思ってプレーすることが大事だと思います。10のポジション、マネージャー、ベンチ、それ以外も自分を「主役」と思って、役割を遂行して行く必要があると思います。僕も、試合に出る際は、自分を主役と思ってプレーしております。今回のクラブ選手権、「主役」は間違いなくJSです。春のセブンズで優勝し、東西交流戦でも好成績を残したら、あとは選手権優勝しかないでしょう。JSなら、1人1人が主役となり、仲間の為に自己犠牲も厭わず、役割を遂行できると思います。4年に一度の「ラグビーワールドカップ2023」の日本代表の好スタートにあやかって、絶対に勝利をつかみ取ろう!!!

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