J.S.K.S.増刊号 2022/9
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肋骨男の食べ物メモ
投稿日時:2022/09/27(火) 09:28
こんにちは。文学部2年の河内です。
先週糸繰君からバトンをもらって今回のブログを担当します。9/18の対MRC戦で肋骨を負傷し、それ以来家で安静にしているので特に書くことがないというのが正直なところです。
なので、
食べ物の話でもしようと思います。
ここ最近で美味しかったもの、近々食べに行きたいなと思っている店や料理を紹介します。
まず一つ目。
品川から京急で三駅の青物横丁駅に店を構える、
「まこと家」。
名前の通り家系のラーメン屋で、店の前を通るだけで強烈な豚骨の匂いが漂ってきます。店の前でタバコを吸っている汚いおじさんがよくいますが、それは店主です。慌てる様子もなくタバコを吸い終えると、客を追いかけるように店内に戻ってきます。
肝心のラーメンですが、外にまで漏れる匂いからは想像もできないほど整った優しい家系のスープに麺食らいます。そして卓にあるニンニクや豆板醤を使って味変をするのが家系ラーメンの通常の嗜み方です。しかしこのラーメンはそんなことをする必要を一切感じません。最後まで純正のスープを啜っていたくなります。
二つ目。
中目黒にあるハンバーグ屋、
「ギューギューMASA」。
コスパ良、味良しのお店。友達に連れられて来ましたが、当日面倒くさがらずに行って良かったと、ここのチーズハンバーグを食べた瞬間に痛感しました。食後、駅に戻る道中に31アイスクリームがあるので、そこも加味して総合点はかなり高いです。
三つ目。
東京タワーのすぐ目の前、
「WAKANUI GRILL DINING BAR TOKYO」。
ここはNZ産の美味しいラムが色んな食べ方で楽しめるラム好きには堪らないお店です。店内にはハイランダーズやクルセイダーズなどのラグビーユニフォームが飾られ、ウェイターはイオアネみたいな体格をしており、日本語は通じません。東京タワーの目の前に店を構えてるくせにウェイターに日本語が通じないのは、この店の覚悟が伝わる良いポイント(?)ですね。
三鷹にある、
「元祖スタミナ満点ラーメンすず鬼」。
ここはまだ行ったことがなく、是非味わってみたいアホラーメンを提供するお店。店名からも、どうやらただならぬ様相を呈した物体を食わされてしまうことが容易に想像できると思います。二郎系と中本が融合したかのような強烈なラーメンで、二郎以上にこちら側の体調管理に気を遣わなくてはなりません。見た目のインパクトが凄いので、写真を載せられなくて逆に良かったとホッとしています。
五つ目。
やっぱ家の飯だね。
「カリオストロスパゲッティ」
ある日、母親に晩飯は何が良いかと聞かれたので、「カリオストロでルパンと次元が食ってた"アレ"が食べたい」と言ったところ、その日の夜に本当に出てきた"アレ"。「はいはいアレね。」とだけ返して実際に再現して来た母親万歳の一品。肉団子もちゃんと手作りで、僕が肥える理由がよくわかる素晴らしい出来のスパゲッティでございました。この件以来、たまに「カリオストロ」の一言で夕飯のメニューが決まるようになりましたとさ。
ただ食べ物について書いてきましたが、何か気になるお店や料理等ありましたでしょうか。逆にこれはおススメしたい、というものがありましたら是非。食べます。
ということで、少し短いですが今週のブログは以上とさせてもらいます。来週は一年の須田大雅君にお願いしたいと思います。
ありがとうございました。
2022クラブ選手権 MRC戦講評
投稿日時:2022/09/21(水) 12:43
2022クラブ選手権 MRC戦講評
投稿日時:2022/09/21(水) 12:43
糸繰3K
投稿日時:2022/09/20(火) 06:54
MR戦お疲れ様でした。
みんな次の日曜に照準を合わせていると思うので余計なことは言いたくないですが、合宿含む準備段階から試合終了までこれほど僕たちが一体になれたのはいつぶりだろう、もしかしたら過去数年僕の知るJSで見たことあったかなと思えた試合でした。
同期がリーグ戦開幕に向けて決意表明、締めくくりのブログを書き終えたところで運命的にリレーブログが回ってきたので(ゆうすけありがとう!)、僭越ながら、僕も勝手にJSへの思いの丈を4年目としてしたためようと思います(タノシミ!)。
フォントとか色を駆使するのは苦手なので基本そのままにしました。
短めにしたつもりなので、最後までお付き合い頂けると嬉しいです。
タイトルにあります糸繰3Kとは
糸繰「きもい」
「きたない」
「くさい」
の略で、高校時代それなりに毎日ラグビーを頑張っていた時に練習中の僕を見かけたクラスメイトが名付けた二つ名のようなものです。
いじめられてたのかも。
合同チームだから真っ白な母校のユニフォームに工業高校のソックスをねじ込むスタイル。
さて、時は2015年ラグビーワールドカップ。
第一次にわかブームが巻き起こった列島。
それは桜島の麓でも例外ではなく、中学野球をあえなく初戦敗退で終えた少年糸繰はルールも知らないのに込み上げてくるものを感じながら、「これだ。」と決意しました。
完全に一目惚れで始めたラグビーも足掛け7年目、技術もフィジカルもまだまだですが自分を語る上で欠かせない要素の一つとなっています。
みなさんご存知の通り僕がプレーでJSに貢献できる場面など、ごくわずかです。
じゃなんでこんなに長くラグビーを続けてこれたんだろう。
辞めるタイミングなんていくらでもあったのに。と考えた時、理由は一つしかありませんでした。
僕はJSKSが大好きです。
引退しても仲良くしてくれる先輩も、なんだかんだで本当に仲良いしカッコ良くなった同期も、こんなにショボい先輩にいつも声をかけてくれるウザくてかわいい後輩も、まるでおじさんと話すような態度を貫くマネージャーのみんなも、いつも優しく見守って必要最低限のアドバイスで僕らを鼓舞してくれる筑比地さん村野さんも、僕はJSのみんなが大好きなんだと日を追うごとに実感しています。
大好きなJSの中でもここ1.2年、ずっと感謝を感じているのは一緒に入部した90期の面々です。
7年目とは思えないほど驚きの拙いラグビースキルを携えて、練習中は意味のわからないことを叫んでいる僕を、彼らは
「またなんかやってる」と、冷たい目線と暖かい心の両立という離れ業で受け止めてくれます。
一歩間違えば「ただのうるさいだけのやつ」になりかねない僕と仲良くしてくれるみんなには、感謝してもしきれません。
まだ終わっていませんが、みんなと一緒にラグビーするのは本当に本当に楽しかったです。
文一の表情コメディすぎる
ラグビーだけだと痛いことも臭いことも多いしまさしく糸繰3Kなのでいつ辞めていたっておかしくないです。
ただここまでJSの一員でいられたのは、紛れもなくみんなのおかげだと日々感じています。
みんなと出会ったのがJSで、一緒にやるスポーツがラグビーで本当によかったです。
黒シャツで揃えるってなったのに協調性なくてまじごめん
JSのみんなへの感謝を一層強く感じたのは留学でした。
僕は昨年の9月から今年の7月までイギリス留学へ行っていました。
現地での生活は本当に楽しく、学びの多いものでしたがやはり先輩方との最後のリーグ戦や日常の練習はその時その場限定のもので保存が効きません。
あとから写真を見ても同じ空気を共有したことにはならないです。
みんなといられなかったことは今でも寂しいですが、それでも多くの部員から僕の帰国を待つ声が届いて単純に嬉しかったです。
今だから言えますが、留学して最初のラグビー部の練習で一言も声を発せなかった僕は居心地の悪さからか、寂しさからかわかりませんが赤ちゃんみたいに泣いて寮に帰りました。
今思えば、たぶんラグビーが楽しいのはJSだからなんだと痛感したからです。
最終的にはお馴染みの押し売りコミュニケーションで死ぬほど友達ができました。
帰国して帰る場所があるのは安心できたし、だからこそ辛いこともあった留学が楽しく乗り越えられました。
これまで90年ちょいの歴史があるJSはこれからも我が義塾が存在する限り発展し続けると信じています。
しかし今のJSは今しか楽しめません。
僕自身まだ3年生なので来年もありますが、今の同期と今のJSラストシーズンをやりきれるのは一生に一度で最初で最後。
悔いなど残す理由がないので声が枯れるまでみんなといたいです。
虚勢でもなんでもなく、僕はいつでもプレーする準備ができています。
なのでみんなには動けなくなるくらい全力でプレーをしてほしいです。
その結果JS3Kになることは心配しないで下さい。
みんなは汚くて臭いことはあっても僕の中でずっとカッコよくて憧れの存在であり続けると確信しています。
90期 糸繰
次のブログは肋骨再建中の河内!
あの瞬間 (4年 山本大貴)
投稿日時:2022/09/17(土) 20:11
JSKS90期主将、HOの山本大貴です。
大会前のブログリレーの最後を飾ります。
同期のみんなの、それぞれのブログに詰まった想い、しかと受け取りました。
今回のブログを通じて、1個人として、またJSKS主将としての「JSKSへの想い」・「大会への想い」を伝えられれば幸いです。
普段あえて言葉にしていないような、不定形の”熱意”や”感情”を言葉にしたい。
そんなふうに考えています。
自分語りも多々ありますが、私の等身大の思いの丈です。
どうぞお付き合いください。
あなたが「最も追い求める瞬間」はどんなものだろうか?
答えは千差万別で、人によってはそんなにピンと来ないかもしれない。
私は、自分の中で明確な答えを持っている。
それは、
「良い準備に裏打ちされた方法をもって、共通認識を持った仲間と共に、格上を打ち破る瞬間」 だ。
高校生になった私は、ラグビーという競技に出会った。
私の出身校、都立青山高校のラグビー部は、「東京都の私立強豪チーム群に風穴を開けること」に異常なまでの熱量を注ぐチームだった。
練習時間も限られ、体も小さく、経験も足りない。
そんなメンバーでいかに格上を切り崩すか。
全員が目標への強固な共通認識を持ち、その目標だけを考えて過ごしていた。
そんなラグビー部での3年間は、全ての高校生活で考えうる中で最も充実した3年間だったと思う。
高校最後の大会、私たちの高校は私立強豪校を2点差まで追い詰めることができた。
その時の会場の雰囲気は、
言葉にできない、異様な雰囲気で包まれていたことを思い出す。
ハーフタイムの、「今日、何かが起きるんじゃないか。」という会場の期待感。
相手チームを偵察していたであろう他校の選手が衝撃を受ける姿。
試合後の、会場全体からの惜しみない拍手。
今までに経験のない、それでいてもっとも心地よく、虜になるような雰囲気だった。
あの瞬間を思い出すだけで鳥肌が止まらない。
「良い準備」に裏打ちされた闘い方を「共通認識を持った仲間と共に」ぶつける事の尊さと影響力を肌で体感した。
そんな経験を経て、大学に入学。
JSKSというチームに出会い、入部を決めた。
自分と違う経験やバックグラウンドを持つ同期、プレーも上手で尊敬できる先輩が数多くいて、すぐにJSKSの楽しさに惹かれた。
これまでと一味違う、多様性に富んだ、豊かな日々を過ごす事ができた。
そんな想いと同時に、
「高校時代の様な、真剣な”格上への挑戦”は大学ではもうできないんだな」
こんな落胆の想いも抱いていたのが正直なところだ。
この想いを抱いたのは、言葉にしなくてもなんとなく共通認識的に漂っていた、
「所詮JS」 という感じの雰囲気に気づいたからなのかもしれない。
準体育会のクラブだが、捉えようによってはただのサークル。
他のクラブに当然勝ちたいには勝ちたいけど、、
真剣にやるんだったら體育會に入ってる。
こんな感じの雰囲気。
先輩方の名誉のために申し上げると、当然全員がそうだったわけではない。
しかし、全体の中にこのような認識が一定存在してしまっていたのは事実だと思う。
未経験の部員に基礎を教えるような環境を築けなかったのも、この雰囲気が原因の一端なのかもしれない。
「多様性」という言葉は、時に無責任だと感じた。
こんな事情もあいまって、
私は「慶應JSKSに所属してラグビーをしている」という事を積極的に語れなかった。
他の大学で部活動に所属している高校の同期と比較して、自分が心待ちにしている「あの瞬間」を体感できる場に立っていないことに、ある種の引け目を感じていたのもあるだろう。
JSのことは好きだったが、その雰囲気を認められなかった以上、自ら「JSというチームが好き」と口にすることはなかった。
チームの部員の中で目標の位置づけがフワフワしたまま、クラブ選手権で同じチームに負ける日々。
尊敬する先輩方と「あの瞬間」を共有できないままシーズンが終わっていくのが悔しくてしょうがなかった。
そして4年になり、主将という役割としてチームを創っていく存在になった。
オフシーズンに考えて考え抜いた結果、
「制約の中でも最大限にラグビーに熱狂し、仲間と共に本気で格上に挑戦できるチーム」
これまでの経験と、少しのエゴを加えて、こんなチームを創ると決心した。
自分の所属するチームが「所詮」なんて共通認識で終わってたまるか。
他の事にも力を入れる中で、可能な限りラグビーに熱中することが人生の財産になるはず。
「多様性」が言い訳になってたまるか。
覚悟をもって入部してきた部員、特に大学からラグビーを始めた部員になんとなく4年間を過ごさせる環境も変えたかった。
現在、JSKSはどんなチームだろう。
春シーズンの、チームの変化に戸惑った部員もいるだろう。
頭を使うことも増え、理解に苦しんだ部員もいるだろう。
新たな挑戦の連続に、違和感を感じた部員もいるだろう。
だけど、みんな信じて一緒にプレーし続けてくれた。
その結果、間違いなく、全ての面でJSKSというチームは飛躍的に向上した。
特に合宿。
合宿での苦労、そして熱狂。同期のブログの通りだ。
こんなにもチームが1つになる瞬間を肌で感じたことはない。
あんな合宿を乗り切れたのは、俺を除く4人の幹部に加え、一緒にチームのことを考えてくれた同期のおかげだ。
本当にありがとう。
シーズン当初に決心した、「チームを創る」という、やや上から目線の考え方は誤りかもしれない、とつくづく感じる。
それは、本当に素晴らしい後輩たちに恵まれたからだ。
幹部はきっかけを与えるだけ。
優秀で無邪気な後輩たちが、自ら考え、行動してくれた。
後輩が「JSKSというチームが本当に好きだ」と口々に言ってくれるようになった。
「所詮JS」という、なんとなく存在していた価値観が徐々に薄まっているのが目に見えてわかり、本当に嬉しかった。
みんな、入部してくれてありがとう。
こんなチームは、自分だけじゃ到底創りえない。
「チームへの帰属意識」を真剣に考えて、行動してくれた雄大・中山という、頼れるリーダーたちのおかげだ。
本当にありがとう。
振り返ると、俺1人じゃ何もできなかった。
一緒に創り上げるっていうのがあるべき姿なんだと気づく。
いよいよクラブ選手権開幕前日。
現在は、少しの緊張と、それを上回る「期待に溢れる胸騒ぎ」に包まれている。
思えば、”本気の準備を済ませ、同じ想いを持つ仲間と共に、強敵に挑む前” はいつもこんな想いだった気がする。
やっと追い求める瞬間が訪れるかもしれないと、ワクワクする気持ちが止まらない。
私はJSKSというチームが大好きだ。
今なら胸を張って言い切れる。
あとは、そんなチームの仲間全員で目標を成し遂げ、「あの瞬間の先」を共有するだけ。
「善戦した」はもういらない。
みんなと、その先を体感したい。
私が新歓の時に必ず伝えていた言葉にこんなものがある。
「入部してくれたら、絶対に後悔させない。」
今一度伝えたい。
絶対に誰も後悔させない。
”下剋上” を一緒に成し遂げよう。
JSKS主将 山本大貴
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