J.S.K.S.増刊号 2022/9/16
『繋ぐ』 4年 塩崎雄大
投稿日時:2022/09/16(金) 18:00
ブログも残すところ自分と主将のみ。
みんなのブログを読み、「へ~こんなこと書けるんだ」と感心しています。(くそ感想)
とうとう真剣に書くときがやってきました。ただ幹部のくせに熱い言葉で周囲を鼓舞するようなことは苦手です。思いのままに書いてみます。
あー自他共に語彙力が無いと認める自分がこんな順番になるなら幹部なんきゃやらなきゃ良かったかな。
まず最初に4年間を振り返って、、
「とりあえずラグビーはやりたいし、高校の先輩もいるし...」
そんは気持ちで入ったJSKS。
自分にとってここまで格別で、思い入れのあるものになるとは当時は想像もしていませんでした。
オフの日も一緒に遊ぶ同期。
コロナで活動できない時期も含めて、4年間あっという間だったね。練習後に行くご飯や飲みの回数も残りちょっとと考えると寂しいです。
※合宿での同期ショット。この日のみんなビジュ良いね。無念の下山を果たした竹原も含め、誰1人欠けちゃいけない大切な存在。
卒業してもご飯や遊びに連れて行ってくれる先輩。沢山の先輩によくしてもらいました。最後の大会良ければ観に来てください。
※笑顔でJSポーズしていたことを他のブログでバラされたので、大尊敬のSHの先輩と院進した同期の3ショットをどうぞ!2人無しに自分のJS生活は語れません。
ちょっとわがままで、純粋で、かわいい後輩。先輩っ子の自分が、ここまで後輩と仲良くなれて嬉しいです。
※全員じゃないけど2年生BKと撮った夏合宿での写真。即お気に入り。リーダーは自分だけどもう中心は君たち。頼りにしてるよ。
JSじゃなきゃ出会えなかった人。
全てが人生の財産です。
学年を重ねるごとに、JSという組織が自分にとって居心地良くなり、JSを大好きになりました。いつも「好き」とか「大好き」とか簡単に口走ってしまうので、薄っぺらく聞こえるかもしれません。でも本当に大好きです。
幼稚園の頃からの長すぎるラグビー人生の集大成をこのチームで締めくくれることに感謝しかありません。
ちょっとだけ自分のことを語ると、JSとしての「自由」を謳歌していた1.2年を経て、幹部としての「責任」がのしかかった3.4年のシーズンは楽しいことばかりではありませんでした。
当時4年生のBKが(ほぼ)いない中、3年でBKリーダーになりました。ある程度覚悟はしていたけど、メンバー選考に何度も頭を悩ませました。プレー面で本当に尊敬できる所が多いSHの後輩の入部もありました。そのため、自分で自分をスタメンに選ぶことの責任の重さや、不甲斐ないプレーをしてはいけないというプレッシャーに押しつぶされそうにもなりました。
最終戦の劇的逆転勝利により、チームとしてはシーズンを良い形で締め括れました。ただ個人としてはうまくいかないことの方が多く、BKリーダーとして、いちプレイヤーとして、何かチームに貢献できているのかがずっと不安でした。このシーズンは同期の大保や江口、1つ下の柳下らの存在に特に助けられたなと思います。
※本人たちはそんな自覚ないだろうけど。最後の大会に柳下と出れないことだけが心残りだけど、アイルランドに絶対良い報告をします。
4年で副将も新たに務め、メンバー選考のプレッシャーとはうまく付き合えるようになってきましたが、今度はチーム作りの大変さにぶつかりました。
所属目的が全員同じというわけではない大所帯のクラブが、どうすれば1つの方向を向けるのか、幹部だけが色々考えて突っ走ってしまっていないか等、様々な不安を抱えながら今シーズンを過ごしていました。
夏合宿もそうです。
最終的には、練習を盛り上げてくれる渡部や糸繰をはじめとする同期、信じてついてきてくれる後輩のおかげで、そんな考えは杞憂に終わりましたが。みんな本当にありがとう。
8泊9日、辛いことも大変なことも全部ひっくるめて最高でした。
「あのときの夏合宿、ほんと良かったよね」って将来みんなと飲むときに話すでしょう。
たった9日でのチームの成長と、マネージャーもあわせてJSが1つになっていく様子を強く感じました。
みんなが8日目の夜にしおりに書いてくれたコメント。実は写真撮っているので定期的に読み返してはジーンときてます。
「合宿がこんなに楽しかったのはJSという団体だったからだと思う」「先輩方ともっと良い景色がみたい」「マネージャーもチームの一員として受けて入れてもらえているんだと実感し嬉しかった」
ここには書ききれないほど嬉しい言葉が沢山並んでいます。
自分が最高学年になったから強く思うのかもしれませんが、今のJSは間違いなく「凄く良いチーム」です。
ただ夏合宿は単なる思い出ではなく、「クラブチームNo.1」という目標達成のための過程。2022年のJSKSが「凄く良いチーム」から「最高のチーム」になるためのラストピースへの挑戦がこれから始まります。
最後に、、
自分が選んだ言葉は「繋ぐ」です。
この言葉は、自分の天職“スクラムハーフ“の役割であると同時に、自分が考えるラグビーの醍醐味です。自分がトライ取ることも勿論嬉しいけど、皆で繋いだボールを誰かがトライして、そのトライをみんなで抱き合って喜び合うこの瞬間が一番好きです。
コンタクトプレーをあまり得意としない自分が、17年間もこの激しくて頭のおかしい人がやるスポーツを続けた理由はここにあると思います。
選ばれた15人が、JSに関わる全員の想いを繋ぎ、1つのボールを繋いだ先にあるこの喜び。
最後の大会もこの瞬間を何度も味わいたいし、その先に勝利があればもっと幸せです。
高校ラグビーと違い、勝っても負けても終わりの日が決まっている大学ラグビー。「1日でも長く」は叶わないので「1日1日を噛み締めて」。
幹部だからとか関係なく、このチームで勝ちたい、このチームの勝利に貢献したいという想いが日に日に強くなります。大好きな同期、大好きな後輩と、大好きなこのJSKSという組織でまだ見ぬ景色に向かって。
開幕戦まで残り2日。
高校時代からの親友である主将山本と、今度は嬉し涙を流せるように。
塩崎雄大
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