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J.S.K.S.増刊号 2023/9

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jsksに貰ったもの

投稿日時:2023/09/15(金) 16:41

 

改めまして、主務の窪田です。チームにクボタもコウスケもいて、自我を失いかけてるのが最近の悩みです。そんな僕の最後のブログにお付き合い下さい。

 

 

 

7年間続けてきたラグビーもついに終わりがすぐそこまでやって来ました。高校の頃は、「早くラグビー辞めたい。」「引退したらどんな世界が広がってるんだろう」とばかり考えていました。結局最後までラグビー漬けだった今の姿を見たら、高一の僕はどんな顔をするのでしょうか。

 

後悔は全くありませんが、きっとすごく嫌な顔をされることでしょう。

 

(高校の時のラグビーの写真全くなかったので、ひたすら懸垂してた時の背中でも載せときます。)

 

正直何度も怪我をして、大学ではやめようと思ってました。そんなラグビーを続けられたのには、勿論理由があります。それはチームのみんなと過ごす時間が好きだからです。

 

jsksからはたくさんのものを貰いました。

 

先輩には、大きな憧れと優しさを貰い

後輩には、沢山の元気をもらって

同期には最高の大学生活を貰いました

 

最高の時間をくれるみんなにはほんとに感謝しています。

 

 

 

貰ってばっかりの僕ですが、最後にもうひとつだけみんなから貰いたいものがあります。

 

それはもちろん勝利です。

 

試合中、苦しい瞬間もあると思います。そんな時はベンチを見てください。どこのチームよりも声を枯らして応援し続けます。

 

大会が終わったときには笑顔で溢れている。そんなチームにしていきましょう!

 

みんなありがとう。残り短い期間だけど最高の時間にしよう!

 

窪田

 

P.S 引退試合に出るためにめっちゃ筋トレしてます。

 

 

 

 

ありがとう

投稿日時:2023/09/13(水) 20:01

 

こんにちは。4年FWの吉田です。
合宿が終わってから約十日、すぐ目の前に公式戦が迫ってきましたね。4度目となる公式戦に向けて、思うことを書かせていただければと思います。拙い文章ではありますが、ご一読いただければ幸いです。

今年度春のキックオフミーティングに参加する中で印象に残った言葉があります。それは、「帰属意識」です。その意味は、「一人一人がJSの一員という意識や自分の集団に誇りを持ってほしい」というものでした。現時点で皆さんは、JSに対して帰属意識を持っているでしょうか?僕の目から見ると、特に合宿を通し、皆さんが帰属意識を持ち、自分達がJSでラグビーができることを誇りに思っているように感じます。かくいう私もその一人です。このように春に掲げた活動指針を実現し、帰属意識を持てる集団を作り上げた幹部の方々は、本当にすごいなと思います。



帰属意識を育んだ合宿の最中で、4年のノッコン岡村くんがこんなことを言ってました。
「わざわざ菅平まで来て、ラグビーして体を痛めつけるなんて、なんて贅沢なことをしているんだ」と。
贅沢な腹を持つ彼が合宿が辛いという気持ちから言ったに違いないのですが、確かにこの言葉にも一理あるなと思いました。よくよく考えるとラグビーすること自体が贅沢ですし、そのために何泊も使うなんてもっと贅沢ですよね。そんな贅沢な環境を私たちに提供してくださっている方々に「感謝」を伝えることは必要なのではないでしょうか。その対象は親や家族だけではなく、OB・OGの方々、チームメイト、試合相手、運営のおっちゃんなど様々な方がいらっしゃると思います。そういった皆さんのご助力があるからこそ、私たちがターゲットとする公式戦が成り立っていますし、もっというと私たちがラグビーをできているわけです。



感謝の伝え方は様々あると思います。直接、言葉を伝えたり、一日一万回の感謝の正拳突きをすることもその一つでしょう。ですが、この際ですし、私たちのチームは公式戦で目標を達成することで皆さんに感謝を伝えましょう。皆が誇りを持っているチームならそんな贅沢な感謝の伝え方をできると思います。私も勝利に向けてやれることを一つ一つこなしていきます。

 



最後まで読んでいただきありがとうございます。勝ちましょう??

回想

投稿日時:2023/09/13(水) 06:03

(4年 LO 長井宥磨)

 

りと比較されることから逃げ続けてきた。おんなじ評価シートの上に置かれて、才能がないことを顔面に突きつけられるのが怖かった。だから、窮屈な隙間に棲みつき、個性という名のベールを被せて小国の長を名乗り続けている。

 

えば、苦しくなるほどに何かに打ち込んだ経験がない。習い事にしたって、部活にしたって。幼い頃から、ほどほどの体躯と身体能力があったからか、何かを始める時には先頭集団を走っていることが多かった。流石だね、なんて言われ気持ち良くなって一瞬努力の手を止める。新米ギタリストにとってのFコードのように、少しばかり込みいった位相に置かれた時には、腰が引けはじめる。リードがある時間は束の間で、ほどなくして先頭集団に置いていかれ、後続に並ばれ、次に顔を上げた時にはしんがりにいる。耐えきれず、次の居場所を探す。”対峙”することに及び腰であり続けた22年間である。

 

宿で目の醒める経験をした。

肌がちょうどミズナラの枯葉くらいの色味に仕上がった7日目、東西交流戦が開幕。JSのボーダージャージに袖を通したいところだったが叶わず、代わりに日大経法の一員として貸し出されることが決まっていた。相手は、JSKS。予期してはいたが、まあ驚くほどの惨敗だった。自分が所属するチームに、無力感を抱く経験は後にも先にもないだろう。ともあれ、足りない実践経験を積む貴重な機会となったわけで、大変に満足している。

“目の醒める”と記した瞬間は、ハーフタイムを過ぎて訪れる。後半から出場していた平田雄音也(4年 FL)がキャリアーとして迫ってきた。加速度を持って、確実なゲインを切っている。対して、この瞬間チームで当たれる人間は自分だけ。

『さあタックルに入ろう』

と心に決めた瞬間、視線が交差した。その刹那、高校時代をふと思い出した。

 

音也との関係は今に始まったものではなく、7年ほど前まで遡る。俺は内部進学で、雄音也は外部受験で慶應義塾志木高校の校門をくぐり、一年目からクラスメートとなった。同時に、ともにボート部に入部した。ボートは、俺たちのように未経験者がほとんどで、特に始めたては体の大きさがモノをいう。身長や体重で十分な資質があった上で最後は技術の習熟によって差が生まれる、そんなスポーツである。やっぱり俺は体格と身体能力の貯金のおかげで順調な滑り出しだった。それも一年生にしてAチームという形で。ただ、努力をやめてしまった。辛い練習から目を背けてしまった。最後は、BチームはおろかCチームで幕を閉じた。一方の雄音也は、真逆のグラフを描いていた。雄音也は特段身長が高い訳ではない。特に漕手(ボート競技で、実際に船を漕ぐプレイヤー)の中では、かなり低い方だろう。体格的なディスアドバンテージも作用して、一年次、雄音也は活躍の機会を与えられることはなかった。それでも腐らず鍛錬を積み、次第にAチームに呼ばれるようになり、最後は県大会の上位に食いこんだ。不利があったとしても実直に取り組んで最後は周りを納得させる。彼の”対峙”する姿勢は、時間をともにした人間なら誰もが知るところである。

 

学に入学しなんの縁かJSKSで再会した。2人ともドがつく初心者、今度も同じスタートラインから。高校の時と違うのは、周りを経験者に囲まれているということ。2人とも、憧れのスポーツ、ラグビーへの緊張感と高揚感で胸を躍らせていた。あれから3年と少しが経った。俺は紆余曲折を経て、ITにちょっと強い半人前のLOに、雄音也は誰もが認めるFLに。タックルに入る直前、脳裏に浮かんだのは『ラグビーでもやっぱり敵わないのか』という言葉だった。俺がふらふらと流浪していた4年弱、雄音也は努力をやめなかった。堆積した少しずつの差は、こんなにも大きな距離を生むものなのか。頭を殴られたような気分だった。

 

調に歳を重ね80代で死ぬとしたら、大体1/4が終わったことになる。ラグビーでいえば前半の20分。”対峙”する最高のチャンスが訪れた。努力すること、苦しみに向き合うこと、非凡な才能などないと認めることから逃げてきた人生に終止符を打とう。それに、俺には、高校時代からの友人に一番のロールモデルがいる。背中は随分と遠くに行ってしまったけれど、かすかに見える。

 

待っててな、雄音也

完全無欠で優勝しよう、JSKS

クラブ選手権に向けて(4年 平田)

投稿日時:2023/09/12(火) 22:59

 

こんばんは。4年FLの平田です。

一週間後にクラブ選手権の初戦を控えて気持ちも高まって参りました。

今回は、「自分について」、「JSについて」、「意気込み」を綴らせていただきます。

拙く・非常に長い文章ではありますが、最後までお付き合いください。

 

まず「自分について」

 僕は、大学からラグビーを始めた、いわゆる「ラグビー未経験者」です。そもそも、高校スポーツであるラグビーを大学から始める「変わり者」は殆どいなく、JSでも数えるほどです。そんな僕がラグビーに興味を持ったきっかけは、「ラグビーワールドカップ2019」でした。当時、高校3年生の僕は、TVに釘付けになりました。「自己犠牲の精神」の下、仲間の為に身体を張り、全員が明確な役割を持って遂行するこのスポーツに魅了され、“大学ではラグビーをやろう”と、その時心に決めました。

 大学からラグビーを始める「変わり者」を温かく受け入れてくれたのがJSでした。しかしJSは、有名高校出身者や花園経験者も存在する名門であり、慶應の準体育会で最も「強い」チームです。入部当初は、「周りについていけるのか」という不安と「初めて経験するコンタクトスポーツ」に対する恐怖に押しつぶされそうでした。案の定、もちろん試合に出ることはなく、爪痕も残せないまま2年間が過ぎていました。3年生になり、試合に出られない事が悔しく、いつまでも「初心者扱い」される自分に対して嫌気が差し、なんとかしなければという強い感情が湧いてきました。次第に、こう思うようなりました。「JSに貢献して、周りに認められたい」「未経験者でも活躍出来ることを証明し、"れん”のような同じ未経験者の後輩のロールモデルになりたい」。(だから合宿で、れんが自分の名前を上げてくれて、めちゃめちゃ嬉しかった)

 その頃から、特に足が速くもなく、身体が大きくもない未経験者の自分が、チームに貢献する為には「タックル」しかないと思っていました。「タックル」は、誰もが持つことが出来る「強い武器」だと思ってます。身体が小さくても、低く刺されば、大きな相手を止めることが出来るのです。同期・先輩・後輩に力を借りながら「武器」を育てる事で、少しずつ試合に出る機会も増えてきました。試合後、自分のプレーを褒められる様になり、未経験者でもチームに貢献できることを示し、認められた気がしました。そして現在に到ります。もちろん来週からのクラブ選手権も、最大限、自分の武器を発揮し、JSに貢献することを宣言します。

 

次に「JSについて」

 これまでのJSは個が強い組織でした。重量級がそろう圧倒的なFWや、天才肌のBKがチームを形作っていました。しかし今のJSは"個"ではなく、"チーム"として強い組織だと思います。今シーズン、かぐらが声を大にして言っていた「速いセットをしてDFから流れを変える」「自己主張」は着実にチーム全体に浸透しています。他人任せにするのではなく、全員が当事者意識をもってチームに発信する事、貢献する事が出きてきました。8月・菅平合宿を経て、春シーズンにはなかった力が確実に付いてきたと思います。

 僕はそんなJSに恩返しがしたいです。未経験者である自分に、嫌な顔一つせずに力を貸してくれた部員に恩返しがしたいです。クラブ選手権では、現在のチームのいい流れを更に加速させていきたいです。

 

最後に「意気込み」

 ラグビーは、関わる全員が「自分が主役」と思ってプレーすることが大事だと思います。10のポジション、マネージャー、ベンチ、それ以外も自分を「主役」と思って、役割を遂行して行く必要があると思います。僕も、試合に出る際は、自分を主役と思ってプレーしております。今回のクラブ選手権、「主役」は間違いなくJSです。春のセブンズで優勝し、東西交流戦でも好成績を残したら、あとは選手権優勝しかないでしょう。JSなら、1人1人が主役となり、仲間の為に自己犠牲も厭わず、役割を遂行できると思います。4年に一度の「ラグビーワールドカップ2023」の日本代表の好スタートにあやかって、絶対に勝利をつかみ取ろう!!!

僕のJSKS

投稿日時:2023/09/10(日) 23:19

こんばんは。4年の杉村です。

最後の合宿に行かなかったのに外の4年と肩を並べてブログを書くのは非常に肩身の狭い思いですが、せっかくの機会なので、自分のラグビーとJSKSへの思いを綴ってみたいと思います。

僕が合宿に行かずどこに行っていたかというと、この夏休みを活かし、一か月間イギリスに語学留学に行っていました。しかしそこで自分のラグビー愛に気が付きました。ラグビー合宿に行かなかった代わりに、この一か月間の間に、3試合もラグビーの試合を見ました。日本ではありえないほどのペースでの試合観戦でしたが、すべての試合は激戦で、毎度心が燃えました。観戦した試合は全てとても面白いものではありましたが、衝撃的に悲しいことが起こります。それは、全試合において、応援している側のチームが負けてしまったのです。これから始まるワールドカップでも、日本を応援しない方がいいのかなと少し悲しい気持ちになっていましたが、投稿が送れたおかげで日本代表のチリ戦の勝利を見届けることが出来たので、自信を持って日本代表とJSKSの勝利を願いたいと思います。

そんなこんなで長いラグビー合宿をしていた僕ですが、その間にJSKSの菅平合宿の写真が送られてきたときには、正直、やっぱり心から行きたかったと後悔しました。これまで3年間、合計3日しか合宿に参加していない自分が言うのもなんですが、自分にとってJSKSが大きなものになっていたんだという事実に、ここで初めて気が付くことが出来ました。高校でラグビーはやり切ってしまったという気持ちが強くあり、大学生活は他のサークルやアルバイトに時間を割きたいと、練習にはなかなか参加する時間を作ることが出来ませんでした。そんな僕がこのような気持ちになることが出来た理由はやはり、同期をはじめ、先輩・後輩たちが毎回「もっと練習来いよ」と声をかけてくれたことだと思います。こんな自分も受け入れてもらえているんだと、毎回本当にありがたい気持ちになっていました。(今となっては、その優しさに甘えすぎてしまったかなと、少し後悔もしています。)そして、他のサークルの活動も終わり、やり残していた留学も終わり、そんなときに改めて気づいたことは、自分がラグビーとJSKSを大好きだという事でした。練習への参加は少ない頻度ではありましたが、JSKSのメンバーは自分にとってかけがえのない「友」です。これまで「練習に来い」と声をかけ、遊びに連れて行ってくれた先輩。「もっと来てくださいよ」と言ってくれる後輩。そして、いつでも変わらず親しく接してくれる同期。特に、主将の松本、主務の窪田は高校時代から一緒にラグビーをしている二人が引っ張り、作り上げているJSKSに、僕も少しでも貢献したいと思っています。彼らのためにも、残りの期間は全力でJSKSに参加して、少しばかりでもこれまでもらってきた恩に報います。

残り短い期間ですが、僕のJSKSはここから始まります。かけがえのない友人たちとラグビーが出来ることに感謝しながら、供に勝利を目指します。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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